2007年09月21日
這っても黒豆
もう午前4時を回っているのですが、昼寝したせいで眠れないので、少し備忘録を兼ねて日記をば。
昨日(木曜)は、現役大学生プレーヤー2名に、バイトでヒッティングパートナーをしてもらいました。そこの総監督が、わたしの後輩(しかも一度もワタシに勝ったことがない)なのをいいことに、体育会系のしきたり通り、「一人はサーブ&ボレー系もう一人はベースラインストローク系の有望選手を寄越せ」という主張に沿った、なかなか優秀な選手を貸してくれました。
父親より年上の監督の、さらに先輩からの誘いというのはちょっと例がないらしく、2人とも「メッチャ緊張したっす」と言ってましたが、緊張してた割にはやけに大先輩を左右に走らせてくれました(笑)。
ワタシの大学時代は、よくOBや先輩から無理難題を押し付けられると、「また、『這っても黒豆』だな」と仲間内では表していました。要は、先輩が「あれは黒豆だ」と言ったら、その黒豆みたいな物体から脚が出てきて這いはじめても、「はい、あれは黒豆です、先輩!」と言わねばならないわけです。
ワタシは教養修了後に留学したので、横暴なOB・先輩の被害にあったことは周りに比べれば多くはなかったのですが、それでも『這っても黒豆』なハナシは一杯あります。
じじいになっても、未だに笑って話せるほどには達観できてません。
そんな話をいまどきの大学生にしたら、「今も全然一緒っす」と言ってました。
「今日だって監督から『根性を鍛え直してもらってこい』って言われて来ました」ということで。
とにかく彼らの監督にとってはワタシが一番怖い先輩だったそうで。
おいおい、オレは達観できてないけど、お前が根に持ってるってのはどういうことだ! 、と思わず感じたのですが、これって・・・。
あれ、ワタシもやっぱ後輩から見たら『這っても黒豆』だったんですかね?
・・・おあとがよろしいようで♪
昨日(木曜)は、現役大学生プレーヤー2名に、バイトでヒッティングパートナーをしてもらいました。そこの総監督が、わたしの後輩(しかも一度もワタシに勝ったことがない)なのをいいことに、体育会系のしきたり通り、「一人はサーブ&ボレー系もう一人はベースラインストローク系の有望選手を寄越せ」という主張に沿った、なかなか優秀な選手を貸してくれました。
父親より年上の監督の、さらに先輩からの誘いというのはちょっと例がないらしく、2人とも「メッチャ緊張したっす」と言ってましたが、緊張してた割にはやけに大先輩を左右に走らせてくれました(笑)。
ワタシの大学時代は、よくOBや先輩から無理難題を押し付けられると、「また、『這っても黒豆』だな」と仲間内では表していました。要は、先輩が「あれは黒豆だ」と言ったら、その黒豆みたいな物体から脚が出てきて這いはじめても、「はい、あれは黒豆です、先輩!」と言わねばならないわけです。
ワタシは教養修了後に留学したので、横暴なOB・先輩の被害にあったことは周りに比べれば多くはなかったのですが、それでも『這っても黒豆』なハナシは一杯あります。
じじいになっても、未だに笑って話せるほどには達観できてません。
そんな話をいまどきの大学生にしたら、「今も全然一緒っす」と言ってました。
「今日だって監督から『根性を鍛え直してもらってこい』って言われて来ました」ということで。
とにかく彼らの監督にとってはワタシが一番怖い先輩だったそうで。
おいおい、オレは達観できてないけど、お前が根に持ってるってのはどういうことだ! 、と思わず感じたのですが、これって・・・。
あれ、ワタシもやっぱ後輩から見たら『這っても黒豆』だったんですかね?
・・・おあとがよろしいようで♪
2007年09月21日
eBayのアエロプロ ドライブの偽物? 顛末(後編)part2
いよいよ大詰め(笑)の、無駄に長い顛末記ですが、後編のpart1が画像比較に終始しましたので、part2では若干の考察をしていきたいと。
グロメット等の比較のため、ガットを切ってグロメットを外したまではよかったのですが、これが全然元に戻りません。
かなり無理やり穴に突っ込んでいた模様で、グロメットグラインダやら千枚通しやらを総動員してもキチンと埋まりません。大体、バンパーの穴とグロメットの出っ張りの間隔が合っていませんし♪ 送られてきた時点で既にガットが張ってあった理由が、おそらくこの辺にあるのかもしれません。
つまり、ガットを張った状態でないとグロメットが浮いてしまうため、ストラングして張力で押さえ込んでいたのではないかと。
これはどういうことなのでしょう? 本体の作りがなかなかに精密なのに比べて、あまりにもギャップが大きすぎます。
ストリングホールの位置にしても、なぜ??という感じです。画竜点睛を欠く、というか(違うか?)、仏作って魂入れず、というか(これも違うか?)。
何が言いたいのかというと・・・
part1で検証したオリジナル(敢えてそう呼びます)との相違、これらはあくまでもコスメな部分や部品としてのグロメット・バンパーの話であって、肝心なラケット本体自体がどうなのか、についてはこれだけでは何とも言えません。
つまり、全体としてはいわゆる偽物で間違いないのだけれど、ラケット本体もスクラッチから作り上げられたものなのか、それとも加工/塗装などの前に本体のみが横流しされ、それに穴あけや塗装等を別の誰かが行ったのかどうか、です。それについては、正直言ってよくわかりません。
ただし、両者のグロメットの重量の差は数グラムしかないので、本体そのものの重さはやはり30g程度はあるわけですから、本体もやはり横流しではなく、最初から偽物として製作されたものと考えるべきなんだろう、と思います。
2007年版AeroPro Driveの売り物の一つにCORTEX機能の搭載があります。いましがた気がついたのですがV字パーツの色が違います。
分りますでしょうか?微妙に緑がかってます。
これはワタシの考えなのですが、このV字パーツはおそらく本体の製造過程で、アッセンブリ(組み立て)工程の段階で接着されていると思います。画像を見るとわかると思いますが、この部分は接着が下手で、ズレています。またパーツのサイズも若干違うような感じです。
うーん、なんにせよフレーム本体の由来がどうなのかについては、分りません。これまで挙げた相違点にしても、たとえば「未加工・パーツアセンブリ前のフレームだけが流出して、後工程でヒドイ作業+出鱈目なパーツを取り付けたのかも」、と言われれば、「そうかも」としか答えられません。
ストリングホールの中を見ても素材がわかるような知識がないので、なんとも言えませんし。実際、今は使っていない27inchの方のガットを切ってグロメットを外し、穴から中を覗いて比較してみたのですが、うーん・・・。分りません、実際。
言ってみれば、ことフレーム本体に関しては状況証拠は出揃っていて、ホシがクロなのは間違いないのに、物的証拠が出てこないという、サスペンス劇場のような状況ですね。
・・・・ん、こういうときは「警部、自白は取れないんすかねぇ」。
んんっ! それだ!
・・・というわけで、今回も長文になってしまいましたので、さらに続きの顛末記を、「出品者とeBay」まで絡めて後編part3でまとめたいと思っております。
ではでは
グロメット等の比較のため、ガットを切ってグロメットを外したまではよかったのですが、これが全然元に戻りません。
かなり無理やり穴に突っ込んでいた模様で、グロメットグラインダやら千枚通しやらを総動員してもキチンと埋まりません。大体、バンパーの穴とグロメットの出っ張りの間隔が合っていませんし♪ 送られてきた時点で既にガットが張ってあった理由が、おそらくこの辺にあるのかもしれません。
つまり、ガットを張った状態でないとグロメットが浮いてしまうため、ストラングして張力で押さえ込んでいたのではないかと。
これはどういうことなのでしょう? 本体の作りがなかなかに精密なのに比べて、あまりにもギャップが大きすぎます。
ストリングホールの位置にしても、なぜ??という感じです。画竜点睛を欠く、というか(違うか?)、仏作って魂入れず、というか(これも違うか?)。
何が言いたいのかというと・・・
part1で検証したオリジナル(敢えてそう呼びます)との相違、これらはあくまでもコスメな部分や部品としてのグロメット・バンパーの話であって、肝心なラケット本体自体がどうなのか、についてはこれだけでは何とも言えません。
つまり、全体としてはいわゆる偽物で間違いないのだけれど、ラケット本体もスクラッチから作り上げられたものなのか、それとも加工/塗装などの前に本体のみが横流しされ、それに穴あけや塗装等を別の誰かが行ったのかどうか、です。それについては、正直言ってよくわかりません。
ただし、両者のグロメットの重量の差は数グラムしかないので、本体そのものの重さはやはり30g程度はあるわけですから、本体もやはり横流しではなく、最初から偽物として製作されたものと考えるべきなんだろう、と思います。
2007年版AeroPro Driveの売り物の一つにCORTEX機能の搭載があります。いましがた気がついたのですがV字パーツの色が違います。
分りますでしょうか?微妙に緑がかってます。
これはワタシの考えなのですが、このV字パーツはおそらく本体の製造過程で、アッセンブリ(組み立て)工程の段階で接着されていると思います。画像を見るとわかると思いますが、この部分は接着が下手で、ズレています。またパーツのサイズも若干違うような感じです。
うーん、なんにせよフレーム本体の由来がどうなのかについては、分りません。これまで挙げた相違点にしても、たとえば「未加工・パーツアセンブリ前のフレームだけが流出して、後工程でヒドイ作業+出鱈目なパーツを取り付けたのかも」、と言われれば、「そうかも」としか答えられません。
ストリングホールの中を見ても素材がわかるような知識がないので、なんとも言えませんし。実際、今は使っていない27inchの方のガットを切ってグロメットを外し、穴から中を覗いて比較してみたのですが、うーん・・・。分りません、実際。
言ってみれば、ことフレーム本体に関しては状況証拠は出揃っていて、ホシがクロなのは間違いないのに、物的証拠が出てこないという、サスペンス劇場のような状況ですね。
・・・・ん、こういうときは「警部、自白は取れないんすかねぇ」。
んんっ! それだ!
・・・というわけで、今回も長文になってしまいましたので、さらに続きの顛末記を、「出品者とeBay」まで絡めて後編part3でまとめたいと思っております。
ではでは
2007年09月21日
eBayのアエロプロ ドライブの偽物? 顛末(後編)part1
続けて読んでくださっている皆様、有難うございます。
いよいよ謎解き編(笑)に突入いたします。
でもって、書き始めたら案の定、長文になってしまいましたので、後編もpart1と2に分けることにしました。
とりあえず、このpart-1では写真でコスメな部分等を比較してみました。画像が見苦しい点、先に謝っておきます。ひらにご容赦くださいませ。
素振りやコートでの乱打で感じた、「これって楽じゃね?」的な感触の理由は、前述の通り、重さにありました。見かけが一緒なのに、30~40g程度軽いのですから、体は単純に「なんだか楽」みたいに感じたのでしょう。
しかし、同じラケットで重さがこれだけ違うというのは普通ありえないことですから、つまり何かが正規品とは異なるということでしょう。
うーん、俄然、偽物説が急浮上です。
そこで、細部を比較してみました。前編で書きました通り、パッと見があまりに本物ぽかったため、細かいチェックはしていませんでしたが、事ここに至って、なんだか焦るように見比べてしまいました。
(1)ストリングの配置が違うではないの!
ラケットフェイスを時計に例えると、ちょうど2~3時のあたりと4~5時のあたり(及びその左右対称部)が、やけにクロスガットの間隔が狭いことに気が付きました。バンパーの画像をご覧ください。左が正規品で右が中国からの物から取り外したものです。
((クリックで拡大画像が見れます。))
赤丸で囲んだ部分の、穴の間隔がかなり違うことが分るでしょう。
(2)グロメットがWoofer式じゃないじゃん!
グロメットのウネというか何というか、Wooferていうのはホール間に小さなアーチ型があって、それが滑車のような役割を果たすはずなのですが、そのアーチは小さいので見落としていましたが、全然アーチ状ではありません。一方で、何で気付かなかったんだろうと思ったのが、スロート部のグロメットです。ここはグロメットの中で唯一アーチ形状が強調されている部分です。
比較写真をご覧ください。明らかに違います。
((クリックで拡大画像が見れます。))<
(3)cosmeticな違いも、探すとソコソコある
これは間違い探しのつもりで見なければ分からない箇所です。どっちがどっちか分りますか?
((クリックで拡大画像が見れます。))<
それと写真が分りずらくて申し訳ありませんが、バンパーの長丸な浮き彫りがなくロゴが新旧異なっています。
どうでしょうか。
cosmeticには、正規な品物とは考えられないことが分りました。明らかにバンパーやグロメットは正規のものではありませんし、ストリングス・ホールの位置も全く異なります。
塗装は非常に本物ぽいです。質感も遜色ありません。が、上の画像にように、アエロの"a"ロゴの位置が変だったりします。そうかと思うと、手間のかかりそうな"aero modular technology"ロゴ部の白抜きをしていたりします。
またも長文になってしまいました。続きは、後編part2でまとめますです。
ではでは♪
いよいよ謎解き編(笑)に突入いたします。
でもって、書き始めたら案の定、長文になってしまいましたので、後編もpart1と2に分けることにしました。
とりあえず、このpart-1では写真でコスメな部分等を比較してみました。画像が見苦しい点、先に謝っておきます。ひらにご容赦くださいませ。
素振りやコートでの乱打で感じた、「これって楽じゃね?」的な感触の理由は、前述の通り、重さにありました。見かけが一緒なのに、30~40g程度軽いのですから、体は単純に「なんだか楽」みたいに感じたのでしょう。
しかし、同じラケットで重さがこれだけ違うというのは普通ありえないことですから、つまり何かが正規品とは異なるということでしょう。
うーん、俄然、偽物説が急浮上です。
そこで、細部を比較してみました。前編で書きました通り、パッと見があまりに本物ぽかったため、細かいチェックはしていませんでしたが、事ここに至って、なんだか焦るように見比べてしまいました。
(1)ストリングの配置が違うではないの!
ラケットフェイスを時計に例えると、ちょうど2~3時のあたりと4~5時のあたり(及びその左右対称部)が、やけにクロスガットの間隔が狭いことに気が付きました。バンパーの画像をご覧ください。左が正規品で右が中国からの物から取り外したものです。
((クリックで拡大画像が見れます。))
赤丸で囲んだ部分の、穴の間隔がかなり違うことが分るでしょう。
(2)グロメットがWoofer式じゃないじゃん!
グロメットのウネというか何というか、Wooferていうのはホール間に小さなアーチ型があって、それが滑車のような役割を果たすはずなのですが、そのアーチは小さいので見落としていましたが、全然アーチ状ではありません。一方で、何で気付かなかったんだろうと思ったのが、スロート部のグロメットです。ここはグロメットの中で唯一アーチ形状が強調されている部分です。
比較写真をご覧ください。明らかに違います。
((クリックで拡大画像が見れます。))<
(3)cosmeticな違いも、探すとソコソコある
これは間違い探しのつもりで見なければ分からない箇所です。どっちがどっちか分りますか?
((クリックで拡大画像が見れます。))<
それと写真が分りずらくて申し訳ありませんが、バンパーの長丸な浮き彫りがなくロゴが新旧異なっています。
どうでしょうか。
cosmeticには、正規な品物とは考えられないことが分りました。明らかにバンパーやグロメットは正規のものではありませんし、ストリングス・ホールの位置も全く異なります。
塗装は非常に本物ぽいです。質感も遜色ありません。が、上の画像にように、アエロの"a"ロゴの位置が変だったりします。そうかと思うと、手間のかかりそうな"aero modular technology"ロゴ部の白抜きをしていたりします。
またも長文になってしまいました。続きは、後編part2でまとめますです。
ではでは♪